【家を売るなら】必見!高く売却するための3大ポイント

家主の対応も見られるので愛想良く

家を売却するときには、見学者が家を見に来ます。これを「内見」といいますが、この内見前に家主は色々と準備しておかなくてはいけません。自分が「おもてなしをする」という前提で内見者を迎えることによって、成約率にも差が出てきます。そこで今回は、内見時の家主の対応について解説します。

 

内見前にしておくべきこと

 

内見前に家主がしておくべきことは以下の2点です。できれば、内見の予約が入る度に準備しておきましょう。

 

  • 清掃・換気
  • 迎え入れる準備

 

多少面倒なこともありますが、家の売却がスムーズにいけば3ヶ月程度の期間です。その3ヶ月間でどこまで準備できるかが、売却価格と成約率を左右します。

 

清掃や換気について

 

まず、清掃や換気についてです。清掃や換気は、特に新築物件と競合するときには必須で行っておいた方がいいです。そのため、周辺に新築物件が分譲されているときなどは入念に行っておきましょう。

 

また、フローリングの清掃など、一般的に行う清掃は内見の前に以下の事項を毎回行っておきましょう。

 

外部の清掃

特に、門扉から家の玄関までに距離がある人は、外部の清掃を入念に行っておきましょう。たとえば、庭が広ければ庭の手入れをしたり、ゴミや落ち葉などの清掃をしたりです。細かいところではありますが、内見者が家の中に入る前に印象を悪くするのは非常にもったいないことです。

 

水周りの清掃

内見者が室内の汚れで最も気になる箇所は水まわりです。水まわりは、水垢やカビができやすく、衛生面を気にする人が多いからです。水まわりの清掃も内見者が来るたびに行うのがベストですが、どうしても自力で落ちない場合はクリーニング業者への依頼も検討しましょう。

 

クローニング業者や広さにもよりますが、浴室・キッチン・トイレの水まわり清掃であれば5万円ほどで行うことができます。特に水垢などは落ちにくく、キッチンの換気扇は臭いにもつながるので注意しましょう。

 

部屋の換気

続いて、部屋の換気です。みなさんも経験があると思いますが、ほかの人の家に行くとその家独特のにおいがあると思います。嫌なにおいでない場合も多いですが、自分が「住む」かもしれない家であれば、どうしてもにおいは気になるものです。

 

そのため、内見者が来訪する30分〜1時間前には換気を行っておきましょう。家の全ての窓と玄関をしばらく開けて換気しておくと、その家独特のにおいがあまりしなくなります。また、フレグランスなどを購入して、匂いを部屋に漂わせておくのも良い方法です。ただ、その場合は、あまり強いフレグランスだと嫌がる人も多いので、自然でマイルドなフレグランスにしましょう。

 

迎え入れる準備について

 

次に、内見者を迎え入れる準備についてみていきましょう。内見者は、家主からするとあくまで「お客様」になります。そのため、まず迎え入れる時には必ず愛想よく挨拶をしましょう。内見者にとって、大きなお買い物なので、家主が愛想良い人だと安心感を持つことができます。また、ほかにも以下の点に気を付けましょう。

 

玄関まわりの準備

玄関まわりは、家の「顔」となる部分です。そのため、内見者が家に入った瞬間に好印象をもってもらえるように、玄関まわりの準備を怠ってはいけません。具体的には、「におい」と「圧迫感」です。においは先ほどいったとおりですが、特に玄関まわりのにおいでその家のにおいの印象がつきます。

 

換気してもにおうようであれば、フレグランスを投入しましょう。また、靴は全てシューズクロゼットにしまっておきましょう。靴から発するにおいを充満させないためです。

 

圧迫感については、玄関に背の高い物を置かないことです。背の高い物があると、空間が狭くなってしまいます。ただでさえ玄関は狭い空間なので、たとえばコート掛けなどがあれば奥にしまっておきましょう。

 

また、細かい話ですが、玄関には必ずスリッパを用意しておきましょう。このような細かい対応が家主の評価につながり、結果的に家の成約につながります。

 

部屋を明るくする

迎え入れる準備としての2つ目は「明るさを保つ」ということです。戸建ては窓が多いので、マンションに比べると明るさは保ちやすいです。ただ、どうしても部屋によって向きが異なるため、明るさの度合いも部屋ごとに異なってきます。

 

そのため、家の中を常に明るくするため、全ての部屋の電気をつけておくことが望ましいです。ただ、「電気をつけなくても明るい」ことがアピールポイントであればつけなくても良いです。しかし、そのような場合でも「玄関まわり」や「水まわり」などの暗くなりがちな箇所は、電気をつけておくようにしましょう。

 

資料を準備しておく

内見時には以下のような資料を用意しておきましょう。

 

  • 重要事項説明書
  • パンフレット
  • 間取り図

 

これらは、内見者へ見せる用という意図もありますが、内見者への質問の回答用という意図もあります。内見者は色々なことを気にします。たとえば、家の中だけでなく「周辺に危険なものはないか」「私道負担などの余計な出費はないか」などです。

 

これらの質問には、家主も不動産会社の担当者もすぐに答えられない場合があります。そのようなときに重要事項説明書があれば、重要事項説明書を確認してその場で答えられます。

 

また、購入時のパンフレットや間取り図も、残っていれば準備しておきましょう。パンフレットはこの家の魅力をまとめてくれていますし、間取り図があれば内見者が全体像を把握しやすいです。

 

これらの資料は、リビング・ダイニングなど、目立つ場所に置いておくと良いです。このような資料を準備しているというだけで、家主の評価は上がります。

 

 

内見者への配慮

 

最後に内見者への配慮を考えましょう。これは、主に「快適に見学してもらうため」の工夫です。

 

見学中の対応

 

見学中は、できれば家の中にはいないようにしましょう。家の中にいるとしても、内見者の見学箇所に合わせて、なるべく遠くにいることを心がけましょう。基本的には不動産会社の担当が接客をしますが、どうしても家主がいると内見者が気を遣います。たとえば、価格についての話であったり、家の欠点についての話であったりは、家主がいるとしにくいです。

 

見学箇所について

 

内見者は新築ではなく中古なので、色々と気を遣います。先ほどの「不動産会社との会話」もそうですが、一番は「見学する箇所」に気を遣います。たとえば、クロゼットの中は家主の荷物が入っているので、内見者からすると開けにくいです。また、ソファに座ったり椅子に座ったりも、入居者がいるとやりにくいものです。

 

そのため、事前に不動産会社に「自由に見てもらって構わない」旨を伝えておきましょう。そうすれば、不動産会社がそれとなく内見者に促してくれます。ほかにも、クロゼットに「ご自由にお開けください」などの貼り紙をしておくのも効果的です。

 

このように、内見者がなるべく「自由に見学して良いんだ」と思えるようにしましょう。それが、家主への評価や印象につながり、結果的にスムーズな売却へつながります。

 

 

内見者を迎え入れるときは、愛想良く「おもてなしの心」を忘れないようにしましょう。ただ、愛想よく対応する以外にも、「清掃・換気」」「おもてなし」「内見中の対応」という点は大切です。このような対応で、売却期間と売却金額が大きく変わってきますので、時間の許す限り準備をしておきましょう。

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